小児矯正のタイミングは症状により最適なタイミングは異なりますが、わかりやすい症状ですと、下記2つのタイプに分かれます。
叢生(そうせい)
歯が混み合ってデコボコしている状態です。
大人の歯は子供の歯の約1.5倍の大きさがありますが、顎が狭いため大人の歯が生えるスペースが足りず、このような状態になります。
反対咬合・受け口
下の歯が前に出てきている状態です。
上の歯が外側で下の歯が内側になるのが正常な歯並びの状態ですが、それが逆転している現象です。
乳歯列期:1歳~6歳ごろ
混合歯列期:7歳~12歳ごろ
永久歯列期:13歳以降
一期治療
乳歯と永久歯が生えている状態の混合歯列期に行う小児矯正は大人の歯が正常に生えるように顎を大きくしたり、成長を促す治療を行います。
子供の骨格の成長期に早期に治療することで、二期治療の際に抜歯のリスクが軽減されたり、治療期間の短縮、負担費用の軽減につながる可能性があります。
二期治療
生えそろった大人の歯をキレイに並べるための一般的に言われる普通の矯正治療です。ひと昔の矯正装置は全てが金属でしたが、昨今ではマウスピース型の装置や、歯に直接装着するブラケットも金属色ではなく、目立たない白や透明のものなど審美性が劣らない装置があります。