
口腔外科

口腔外科治療とは?

口腔外科とは、一般歯科が対象とするむし歯や歯周病以外のお口の周囲の疾患を対象とした診療科です。治療内容は以下内容を初めとして、多岐にわたります。私は卒後四年半、大学の口腔外科におりました。ご不安な点がありましたらお気軽にご相談ください。

口腔外科専門医としての経験を活かした治療

院長は大学附属病院の口腔外科で経験を積んでおり、幅広い外科的処置に対応しています。ただし、全身麻酔や静脈内鎮静法が必要な大きな手術については、より高度な医療設備が整った大阪大学歯学部をご紹介させていただいております。

主な口腔外科治療
親知らず抜歯
「口腔外科で親知らずを抜歯した人が周りにいる」という方も多いのではないでしょうか。ひと言で抜歯といっても、難抜歯、埋伏歯・親知らずの抜歯など、さまざまな症例があります。
口腔の炎症
口腔の炎症が歯を原因とする場合、歯肉などに炎症が生じたりします。歯根の先や歯の周囲から細菌が侵入して感染してしまうためです。原因となる歯の治療は、再発を防いだり顎の炎症の重症化を防ぐ上でとても大切です。歯を原因としない場合、「口内炎」と呼ばれるものが一般的で、舌、頬、唇などの口の粘膜に炎症が生じます。
口腔の腫瘍
口の中には、内臓同様、様々な腫瘍が生じます。悪性腫瘍(口腔癌)の発生も多く認められ、舌、歯肉、頬粘膜、顎骨、唾液腺などに生じます。一般的には、しこりを伴うただれやこぶが見られます。
顎顔面の外傷
「顎顔面外傷」は、顔の皮膚・口の中の粘膜の損傷、顎顔面骨の骨折、歯の破折、歯の脱臼など顔面に負った外傷のことです。原因は、交通事故、作業中の事故、転倒、殴打など様々です。負傷した位にもよりますが、審美面での変化も問題となります。早期治療を行うことで機能・審美性の回復も可能ですので、お早めにご相談ください。
口腔粘膜疾患
「口腔粘膜疾患」とは、歯肉、舌、頬など口の中の粘膜に発症する病気です。よく見られる症状として「口内炎」「前癌病変」「口腔癌」が挙げられます。
顎関節症の治療で最も重要なのは、関節を休ませること(安静)です。症状に応じて次のような対応を行います。
顎関節症
下記は顎関節症の3大症状といわれています。
- 口を開けるとき、耳の前あたりでカクッというような音がなる
- 口が開きにくくなった
- 口を開けたり閉じたりするときに顎が痛む
また、顎関節症は複雑な要因が絡み合う症状です。以前は噛み合わせが主な原因と考えられていましたが、現在では生活習慣や食いしばり、ストレスなど、さまざまな要因が関係していることがわかってきています。
顎関節症の治療で最も重要なのは、関節を休ませること(安静)です。症状に応じて次のような対応を行います。
- マウスピースの装着
- 生活習慣の改善
- 食いしばり・歯ぎしりの防止
- ストレス管理のアドバイス
など
歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしりや食いしばりの症状がある方には、症状に応じて適切なマウスピースをご提案します。生活習慣やストレス、睡眠時無呼吸症候群との関連も考えられるため、総合的な診断を行った上で治療方針を決定します。

よくある質問
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転倒の影響で歯が抜けていました。どうすれば良いですか?
まずは可能な限り早く歯科医院を受診してください。特に歯が完全に抜けてしまった場合、時間との勝負になります。歯が見つかった場合は、歯の根(歯根)に触れないよう注意して保管し、できるだけ早く受診することが重要です。
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転倒して口を怪我してしまいました。まずやるべきことは?
まず清潔なガーゼや布で出血を抑えて、腫れを防ぐために冷やすことが大切です。歯が折れたり、ぐらついたりしている場合は、その状態をなるべく動かさないようにしてください。 顔面の腫れが著しい場合や、意識がはっきりしない場合は、すぐに救急病院を受診してください。それ以外の場合も、できるだけ早く歯科医院を受診することをおすすめします。
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口の中のできものが気になります。受診した方が良いでしょうか?
口腔内のできものにはさまざまな種類があり、なかには早期発見・早期治療が重要なものもあります。1~2週間経っても治らない場合は、必ず受診してください。当院で診察後、必要に応じて専門機関をご紹介させていただきます。